- 教員だけどブログやYouTubeをやってみたい
- けど、ブログとかって許可が必要?
副業として、趣味として、実用的で気になる発信活動。
ですが、公務員には副業禁止規定や信用失墜行為など、気になってしまう点も多いかと思います。
僕も現役時代に気になってめちゃくちゃ調べたので、その結果をこの記事ではまとめます。


結論:許可なしで大丈夫

ブログやYouTubeを運営すること自体は特に許可は必要ありません。
その他SNSであるX(旧Twitter)、Instagram、TikTokなども同様です。
ライブ配信アプリなどもOK。
これは公務員である前に国民としての表現の自由があるので、教員だからといってアカウントを作って発信することを制限するということはありません。
ただもちろん注意点はあります。
収益化はNG

基本的にどのような形でも収益を出すことはNGです。
ここだけは確実。
発信活動自体は問題ありませんが、発信活動からお金に繋がってしまうと活動が難しくなります。
収益化別に解説します。
Googleアドセンスは確実にNG

アドセンスとはYoutubeの動画広告やWEBページに表示されている広告で、「見てもらう」「クリックしてもらう」ことで収益をもらうことができるGoogleのサービスです。
世間が想像しているYouTuberの稼ぎ方であり、再生回数などによって決まる広告収入。
で、これは100%アウト。
この稼ぎ方は少し前までグレーだったので、処罰の例がありませんでした。
- 視聴者が「勝手に」広告を見てるだけ
- 自分は商品に誘導をしていいない
という側面もあって、しばらくは問題が顕在化することはなかったです。
しかし、根本から考えてみると、収益化制度規約にGoogleと合意をして広告を流しているので、営利企業への従事という形に分類されるのではないでしょうか。
このあたりが厳しく判断されたのかどうかはわかりませんが、2022年にYoutubeでゲーム配信をして広告収入を得て活動していた消防士が処分されてしまいました。
これによって今までグレーだったアドセンス広告で稼ぐという方法は「黒」であると認定されてしまいました。
事例があるかないかが非常に大きな意味を持つ公務員にとって、事例が作られてしまったので、今後アドセンス広告で稼いでいることが判明した場合は迅速に対応される可能性があるので、アドセンス広告の収益化は絶対にやめた方がいいと思います。
Amazon &楽天は判例はないが、、、

アドセンス広告というのは現金で支払いが行われてしまうので確実にアウト。
ですが、広告収入というのはGoogleだけではなくてAmazonや楽天にもあります。
これらは自分が作成したリンクを踏んでAmazonなどのサイトを閲覧した後、何かしら買い物をしてもらえると数%報酬が自分に入る仕組み。
本が1冊売れると5円もらえるみたいなイメージです。
Amazonと楽天なのですが、この2つの企業は現金ではなくポイントで支給されます。
ポイントに対しての判例はいまのところ出ていないので、グレーといえばグレーなのですが、これに関してもアドセンス広告が黒となってしまった今、リスクの高い収益化方法になっています。
現金ではないとはいえ、ポイントであっても現金と同じような効力を持つものに関しては規定がありました。
判例は出ていませんが、ポイントでの収益化もリスクは高いのでやめておいた方が無難でしょう。
ブログの内容には注意
収益化していなければ安全かというとそうでもないので、下記の項目には注意して運営をしてください。
信用失墜行為

公務員は公務員としての品格を求められています。
よって、地方公務員の教員である場合、同じことが適用されています。
この場合、例えば教員なのにアダルト系や迷惑系のブログやYoutubeを運営することは公務員らしからぬ態度ですよね。
このような例は極端ではありますが、教員としての品格を落とすような発信内容である場合、収益が出ていなくても処罰対象になるかもしれないので注意が必要です。
Twitterアカウント削除の事例

これは僕の後輩(教員)の事例になるのですが、プライペート用のアカウントで鍵をして運用していたTwitterのアカウントがあり、そこで職場の愚痴を吐き出していました。
鍵をしているということは外部への流出リスクは基本的にはなく、フォロワーも知り合い限定。
ですが、この愚痴のツイートをフォロワーの誰かに教育委員会へ通報され、処分はありませんでしたが校内の指導でアカウント削除をしていました。
このように発信活動のジャンルに関しては問題がなくても、不適切な発言があると場合は発言によって運営を中断せざるを得ない可能性もあるので注意が必要です。
副業申請が通ればOK

ではブログやYouTubeを運営していても全く収益が出せないのかというとそうではなく、公務員も申請して許可さえもらえれば副業可能です。
- 本の出版
- 講演会の講師料
- 雑誌への執筆
などが有名な副業申請を通して正式に行うことができる副業ですが、ブログやYouTubeだって、本業に関わりがあって業務に支障がでない活動であるという基本的な事項が守れているのであれば申請の対象。
ですが、実際問題は申請は通ったとしても事例がないということで認められないことも多いそうです。
正式にできる副業については今後別記事でまとめます。
コンテンツを作っているだけでも意味がある

では収益化できないのではやる意味がないのではないか?というとそうでもないです。
事実僕は収益化をしていない状態でしたが、コンテンツの制作経験や活動年数を評価されて転職が決まりました。
また、ある程度のPVや再生回数があるブログやチャンネルであれば、退職後すぐに収益化をして数万円稼ぐことも可能です。
そのため、在職中は金銭面的な収益はありませんが、確実に自分の財産になっていくことは間違いないと思います。
ブログを開設する方法
ブログの開設方法を簡単に紹介しておきます。
サーバーとドメインの取得

ブログを運営する場合、サーバー代とドメイン代という2つのコストがかかります。
サーバーやドメインについての詳細はこちら。
サーバーとドメインに関しては一括で契約することができるXサーバーがおすすめで、僕もXサーバー。
自分のブログ以外に知り合いなどのHP作成を3回以上してきましたが、全部Xサーバーです。
Xサーバーのキャンペーン中に契約をすればドメイン代が永久無料で使用できるので、サーバー代の月1000円くらいの固定費でブログを運営することができるのも魅力。
また、友達紹介プログラムで契約を進めると、自分で入会するよりも1年契約であれば5000円のキャッシュバックが受けることができるなど、お得にブログを始めることができます。

もしよければ下記リンクを使用してください。
テーマの購入
ブログは開設しただけではシンプルで何もない状態です。
イメージとしては土地だけ買った状態。
でだ家を建てるためにはどうするかというと、自分で組み立てるのも良いのですが、それには技術が必要で時間もかかるし難しい。
ということで簡単に綺麗なレイアウトにするために「テーマ」を買うことをおすすめします。
このブログでは「swell」というテーマを、ガジェットブログでは「STORK19」というテーマを使用しています。
それぞれテーマは1~2万くらいでブログを始めてすぐに導入するのは抵抗があるとは思うのですが、有料テーマ有料な分操作もしやすいしレイアウトも綺麗で、導入すればすぐにブログを書くことだけに専念することができます。
本当にブログのレイアウト作りは難しくて、書く前に心が折れる可能性すらあるので、テーマは必要経費だと思って買って欲しいです。
絶対に自分で勉強して作ったり無料テーマ使うより楽で綺麗でかっこいいです。
まとめ
発信活動自体の制限はないので、とりあえずブログかYoutubeは始めてみることをおすすめします。
発信活動自体も楽しいですし、コンテンツが積み上がっていく過程もなかなかおもしろいですよ。
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