教員時代に趣味でブログを書き続け、300記事を突破しました。
更新が止まった時期もありつつ、コツコツとコンテンツを積み重ねていきました。
しかし、300記事書いても成果がほぼなかったです。
僕はブログという媒体が好きで、ハマったからこそ続けてこれましたが、普通こんなに成果も収益もなければ続ける気力が起きないのではないかと思います。
今回は現役時代に300記事書いた結果と、今からブログを始めるならどうやって失敗を回避するかについて解説します。


300記事書いても成果はほぼなし
悲しい現実ですが、おそらく成果は厳しいです。
これもジャンルによると思うのですが、僕は最初雑記で始めて、途中からガジェット。
雑記はPV数が稼げない上に、途中から始めたガジェットも競合が多いという状態でした。
そこを踏まえての以下結果です。
PV数が少ない

とにかくPV数が少なかったです。
初月は500PV。でもこれはワードプレスで始める以前に運営していたはてなブログからの流入というだけ。
4年間で最高のPVは月間2万PVでした。
これも1回きりで、他の月はだいたい1万PV。
しかもこの1万というのもほとんど1つの記事が稼いでいる状態。
4年の間でしっかりと上位表示された記事というのは300分の1みたいな状況でした。
なかなか上位表示がされない時期が続き、PV数は4年間低迷。
というか現在進行形でPV数は伸びていません。本当に厳しい現実が待ち受けています。


収益はない

もちろん教員だったので収益は0。
アドセンス広告も審査は通しましたが、広告は貼ってないので0円。
ただ、概算はできるのでざっくり計算すると1万PVくらいあれば月2000円くらいはアドセンスからもらえるのではないでしょうか。
あとはアフィリエイトリンクなどを貼って、上手くクリック率が上がるのであれば月1万PVでも月5000円くらいは目指せるかもしれません。

ファンもいない

僕はこのファン化して運営する方法は苦手というか無理だと割り切って、ひたすら好きなように記事を書いていました。
結果、検索で僕のブログにたどり着く人はいるかもしれないけど、僕のブログの更新を楽しみに来ている人はいないのではないかという状態。
そのため、新記事を投稿したからといって誰かが来るわけでもなく、ひっそりと運営を続けることになりました。
もう少し手間をかけられるならTwitterとかInstagram運用をした方が良かったと今更ながらに反省。
とはいえ、1日に複数回投稿をするスタイルが性に合わず挫折してしまいました。
もし頑張れるのであれば、勝負が難しいSEOよりはブログよりは表示回数をコントロールできる(かも)しれない他SNSの方が勝率が高いような気がしています。
ただ、TwitterやInstagramはより毎日投稿が重視されるプラットフォームではあるので、自分がどんな投稿頻度であれば継続できるのかといのが鍵。
300記事くらいのときに少し良い兆し
そんな低迷を続けていたブログ5年目のある日ですが、なんとついにハネる日がきました。
なんと1日4000PV。
それまではPVも下がり続け、月1万PVも割って5000PVくらいが続いていたのにも関わらず、なんと2023年9月に約3.8万PV到達。
突然の出来事で本当に驚きましたが、突然伸びた原因を自分なりに考えてみました。


ジャンルが認められた
大きな理由としてはジャンルがGoogleに認知されたのではないかと考えています。
ブログを始めて2年ほどは雑記として本当にジャンルもなく書く日々でしたが、ガジェットに寄せ始めたのが2年前、そして本格的にiPad中心のブログになってきたのが1年前。
ジャンルに特化してからはほとんどiPadかガジェット関係の記事しか書かずに運営していきました。
そしてだいたい1年後の2023年8月頃からiPadとガジェット関連の記事が上位表示される記事が増えました。

インデックスされやすくなった

これまでは記事を書いたとしてもなかなかインデックスされず、自分でサーチコンソールに登録することがほとんどだったのですが、2023年9月頃には早いと2時間ほどでかってにインデックスされ、8時間後くらいには検索の1ページ目にいるくらいになりました。
明らかにインデックスまでの早さが変わっています。
これから始めるなら特化ブログ
僕自身の経験を踏まえ、これから稼げるブログを作っていくのであれば特化ブログを作るべきだと感じました。
理由については下記。
特定の情報が欲しくて人が集まる

現代は情報で溢れているので、少し調べればわかるような情報の価値が下がってきています。
逆に上がってきた価値ある情報というのはマニアックで深い情報。
特定の誰かにしか刺さらないような内容かもしれないですが、世の中の誰かは知りたがっている。
そんな情報にこそ価値がある時代になってきたと思います。
僕のブログでいうと、ガジェットのレビュー記事ももちろん書いてますが、iPad中心のブロガーとしてiPadの購入比較や購入時期についての記事も多めに書いています。
これは長年Appleの動向を追ってきたマニアだからこそわかる視点で、今は買いなのかそうではないのか、性能と価格は妥当かなどの視点から記事を書いています。
これは少し調べただけでは導き出せない視点だと思いますし、⚪︎⚪︎iPadから⚪︎⚪︎iPadへ乗り換えたい人、のような記事も書きますが、これも大勢には不必要な情報ですが、日本のどこかにはこの判断基準を参考にしたい人がいるはずです。
そんな狭くて濃い内容が今後は求めらると考えています。
汎用ではなく専門性
上記と似通ってしまいますが、ここ最近はスペシャリストを求める傾向があると感じています。
短所を直してバランスを取るのではなく、短所が気にならないくらい長所を伸ばした人の方が成功しているイメージです。
もちろん職場などではある程度の社会性が必要なので短所のカバーも必要ですが、ブログやYouTubeなどの表現活動の場においては短所よりも長所を伸ばすべきだと感じています。
そのため、尖っていても良いので専門領域を持つことが必要な力だと考えます。
雑記はモチベ的には楽だけど

雑記は気楽に運営することができます。
それは僕自身も雑記から始めた身ですし、メインのブログも現在も雑記のカテゴリー分けのままなので気持ちはよくわかります。
特定と決め切れるほどはっきりしてないけど、ブログ自体には興味があるみたいな感じだと思います。
確かに、ブログを続けることが目的であれば雑記でも良いと思うし、むしろ雑記の方が良いかもしれません。
ただ、もし今後ブログをきっかけに転職や稼ぐことを考えているのであれば特化にしておいた方が良いと思います。
企業に声をかけてもらう、PRするにしても特定の分野に詳しいという状態の方が魅力が高いはずです。
また、Googleの検索的にもジャンルを統一した方が結果が出ているようなので、今後ブログを活用する予定がある場合はできる限り特化にした方が良いと思います。
今からブログを始めるならテーマが必須
コンセプト的なテーマももちろん必要なのですが、ここでいうテーマというのはHPをきれいに作るまのテンプレートの話。
HP作りは本当に大変で、見栄えの良いHPを自作使用と考えるととんでもない勉強量と時間が必要になってきます。
そんな膨大な時間をショートカットさせてくれるのがブログテーマ。
このブログは「SWELL」というテーマを使用し、メインブログでは「STORK19」というテーマを使用しています。
これらをブログに読み込ませると、一瞬で良い感じのデザインに変えてくれるのが最高のメリット。
僕自身はHTMLとかCSSとかはまったくわからないのですが、テーマのおかげでそんな知識がなくても簡単にデザインが良くなりましたし、ブログの中の操作も快適になりました。
詳しくは記事を作ったので参考にしてみてください。


ブログだけでは数万PVをすぐには到達できない時代

ここまで読んでくれた方であればわかると思いますが、ブログの検索流入ですぐにお金を稼ぐということは難しいということがわかったと思います。
数万PVに数ヶ月で到達するには緻密な戦略や他のSNSとの連携が必要になる気がします。
ただ、ブログの種類によっては数万PVがなくても収益を安定させられるジャンルも。
どのような方針や戦略を立てるかというのを考えてから運営するのがおすすめです。
戦略を立てることに関してはYouTuberのkimimaroさんが書いたnoteが参考になるので、よければぜひ読んでみてください。

今では月5万は稼げるように

失敗だらけの道のりではありますが、教員退職初月から5万円稼ぐことに成功しました。
記事執筆時点では3万円だったのですが、月末には5万円をこすことができるように。
とはいえこれはブログのPV数の力というよりはメディアとしての力の方が大きい結果なので、依然PV数や再生回数で戦う方法では全く上手くいっていません。
PV数も再生回数もぼちぼちの僕が月5万稼げた理由の大部分は企業案件になります。
詳しくは記事にまとめてみたので興味のある人は読んでみてください。

まとめ
これは実際に僕が経験してきたことです。
僕は誰にも相談せず、1人でネットの記事だけ見て運営してきたので、誰か友達を見つけたり、オンラインサロンに入ったりすればもっと早くPVが上がったのかもしれません。
300記事書いてきて無駄だったとは思ってませんが、もっと近道はできたと思っています。
皆さんは僕の失敗も成功も知った状態でぜひブログ運営を頑張ってほしいと思います。
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