転職を考えるのはちょっと待って!教員の仕事はやっぱり最高だと思う点|仕組みが悪いだけ

教員からスカウトされて転職した僕ですが、基本的には教員という仕事は素晴らしいと考えています。

キャリア形成の難しさなど、仕事全体で考えると気になる点がありますが、内容としては世の中の仕事の中でも1番良いのではないでしょうか。

今回は教員を離れてみて感じる、教員の良さについてまとめていきます。

自己紹介
  • ワーククラフトデイズ運営者:JUN
  • 正規教員として4年半勤務。
  • 趣味として5年間続けていたブログと2022年に始めたYoutubeがきっかけで企業からスカウトされ、28歳で転職。
  • 「好き」を仕事にするための方法やブログの運営方法などを発信中。
  • 転職までの流れについては記事へ、経歴についてはプロフィールへ。
目次

子どもとの関わりは最高

やはり企業で働いてみて強く感じるのは子どもと関わる仕事は素敵だったということ。

基本的には大人と関わることが多い世の中で、子ども関わる仕事というのは限られます。

子ども関係で良かったと感じることは下記。

子どもと1番身近に長く関われる場所

子どもと関わるだけであれば塾や習い事など、多様な場があるのが実情です。

ですが、子どもに1番身近で責任を持って接することができる仕事というのは教師をおいて他にはないと考えます。

大学生のときは放課後等デイサービスでアルバイトをしていて、障害のある小中高生と一緒に過ごす時間があったのですが、基本的には学校が主であり、放課後等デイサービスはサブのような感覚でした。

障害のある子どもに関わるという点では場所自体はどこでも良いわけですが、1番責任を持って関わることができるのは教師だと感じて学校への就職を選びました。

やはりこの身近さと責任感というのは教師の特権だと思います。

自然と笑顔になれる

子どもと関わると自然と笑顔になれました。

話すことや表情に嘘偽りなく、自分自身も本心で楽しみながら授業や生活を送ることができたと思います。

どうしても職員室や大人との関わりの中では自分を隠すというか、関係を取り持つための嘘も混ざるような感じでしたが(それが普通だと理解してます)、子どもの前ではそんな考えも吹き飛ぶくらい真剣に裏表なく接することができました。

心からの笑顔というのは生活の中ではなかなか難しいもので、子どもが自分に本心の笑顔を与えてくれていたと考えると感謝しかありません。

感動がある

子どもの成長や卒業など、学校には様々な感動が溢れています。

もちろん、日々の仕事の中でキツいことも辛いこともありますが、この感動の瞬間にはそれまで一生懸命向き合ってきただけの価値があると思います。

僕も一生の中で卒業生を送り出した最後のHRや生徒に「来年も担任の先生が同じだといいな」と言われたことなどは生涯忘れないと思います。

どの仕事にも感動する出来事というのはあると思いますが、この感動は教師だからこそのものであり、他の仕事では体験できない良さです。

授業の裁量は最高

改めて考えると教師の裁量というのはかなり自由度が高いと感じています。

他の仕事に比べてもクリエイティブな職業と言えるのではないでしょうか。

基本的に自由

基本的に授業の内容や準備する物に関しては、指導要領の項目さえ満たしていれば自由。

自分の趣味と関連つけて授業をしてもいいし、iPadを大活躍させて授業をしてもいいし、中心がブレていなければ自由な授業を組み立てることができます。

初任者でもない限り、他の教員が常に後ろから見張ってるということもないし、毎回指導案を提出するなんてこともない。

週案くらいは出すかもしれませんが、その授業の内容については自分次第。

僕自身はガジェットが好きだったので、iPad3台くらい持って行って1人で使って授業をしたこともありますし、表現活動の授業として友達のデザイナーを呼んで講演してもらうなど、自分の企画次第で色々なことが実現していきます。

裁量があるという点ではかなりクリエイティブな働き方ではないでしょうか。

期日までに仕事をすればOK

仕事の進みという点でも自由だったと感じています。

授業であれば実施する日まで、その他の仕事についても進捗管理のアプリなどは導入されてなかったので締切までに完成していれば何も言われません。

職員室のイスにずっと座っていることが仕事ではないわけなので、コーヒーを飲みながら仕事するのも気分を変えて教室で仕事をするのも自由だったのは個人的には気楽でした。

もちろん学校で終わることは少なかったので、家に大量に持ち帰ってなんとか終わらせるわけですが、、、そこも広く見れば働く場所の自由?

福利厚生も充実してる

手当についても充実してました。

今まで当たり前に受けていた福利厚生は最高すぎる制度。

今の会社は教員時代に比べると圧倒的に手当が少ないです。

有給が多い

まず有給が多いです。

僕の自治体では勤務開始日から有給が20日あり、40日分までためることができる制度がありました。

1年目はほとんど休まなかったので、2年目以降常に40日分あるような状態で過ごせました。

今勤めている企業では有給は初日に1日、半年後に10日というような感じなので、日数だけみても教員が圧倒的に手厚いです。

病休がある

これも何度も助けてもらった制度。

教員には有給とは別に病気休暇があります。

かぜや熱などで休んだ場合、有給を使うのではなく、病気休暇として休暇をもらえる制度。

喉が弱くて2年に1回くらい扁桃腺の熱で1週間くらい休むことがあったので、この休暇には助けられました。

有給だけで処理しようとするとけっこう厳しかったように感じます。

この休暇ですが、今の会社にはありませんでした。

病休ないのはちょっとキツいと思いました。

退職金がある

教員には退職金制度があります。

年々下がっているとはいえ、40年しっかり勤めればかなりの額がもらえます。

今の会社は退職金制度がないので、老後のお金は自分で準備する必要があります。

老後の安心感など考えると退職金制度は魅力ですね。

仕事の偏りが問題

教員の良い点についてかなり書きましたが、もちろん悪い面もあると思います。

これを書くと記事が別にできてしまうほどのボリュームになるのでここでは簡単にまとめます。

教員の仕事自体は素晴らしいのですが、部活や生徒指導など重い仕事があるのも事実。

そしてその重い仕事が特定のできる人・頼みやすい人に集中している現状が課題であると感じています。

そのため、仕事の内容が良くても、仕組みが悪くて苦労しているという人は多いのではないでしょうか。

転職をする場合は、自分が内容か仕組み、どちらに不満を持っているのかをはっきりさせるのもポイントだと思います

まとめ

離れてみるとやはり魅力がたくさん見えます。

必ずしも教員が悪いとは思ってないですし、教員として働けるのであればそれは素敵な道であると思います。

転職を焦る気持ちもわかりますが、自分がどの点に不満を持っているのかは明確にすると課題が見えてくるかもしれません。

教員自体の仕事は離れた今も素敵だしまたやりたいと感じます。

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