【教員からの転職】重要視することをはっきりさせて自分の軸を整理しよう|仕事内容・年収・福利厚生

教員から転職を考える場合、おそらく転職サイトをながめていてもこれだ!と思うような求人にはなかなか出会えないと思います。

それもそのはずで、教員という職業は働き方は過酷かもしれないですが、かなり恵まれた条件で働くことができています。

だからこそ本気で転職をしたいのであれば自分が転職活動において重要視することを見つける必要があり、自分の軸を整理することが必要なるはずです。

自己紹介
  • ワーククラフトデイズ運営者:JUN
  • 正規教員として4年半勤務。
  • 趣味として5年間続けていたブログと2022年に始めたYoutubeがきっかけで企業からスカウトされ、28歳で転職。
  • 「好き」を仕事にするための方法やブログの運営方法などを発信中。
  • 転職までの流れについては記事へ、経歴についてはプロフィールへ。
目次

全てを叶えるのは実質無理

最初に結論ですが、基本的に全ての条件を叶えて転職するというのは無理だと考えています。

前提として、もし自分のアピールポイントが教員をしていたということだけであれば、どこの業界にいっても未経験扱い。

完全な未経験の場合、年収が上がることはまずあり得ません。

さらに未経験であるということで、選べる仕事や就業形態などについても制限はあります。

仕事以外で何か転職活動において大きなアドバンテージになるような実績があれば別ですが、普通はないと思います。

重要視するポイント

教員からの転職の場合特に、全て教員であるときと同じくらいの条件で転職というのは余程のことがない限り難しいです。

そこで、「ここだけは重視したい」と思えるような項目をはっきりさせた方が、転職の目的が明確になると思います。

重要視したい項目はたくさんあるのですが、ここではざっくり4つの項目に分けて考えてみます。

仕事内容

  • 経験を活かせる
  • 経験を積める
  • 資格を活かせる
  • 業務内容

収入

  • 年収
  • 月収
  • ボーナス
  • インセンティブ制度

就業形態

  • 勤務地
  • 転勤について
  • テレワーク
  • 副業について

福利厚生

  • 退職金がある
  • 家賃補助がある
  • 育児/介護支援制度がある

自分の軸を整理する

上記の重要視したい項目を見て、自分はどんなことを重視したいか考えることができましたか?

そうしたら次はその思いを具体的に考えていきましょう。

言語化して具体的に考える

頭で悩んでいるだけだとまとまらずに忘れてしまうこともあります。

そこでできるだけ声や文字にしてはっきりと理解できるようにしましょう。

意外と言葉にするというのは大切な作業で、自分の思考を具体的に考えて言葉にすることで自分の進むべき道がはっきりと見えてきます。

思考整理をするときに僕はiPadのマインドマップアプリを使って、無限のメモ用紙に思いつくことをひたすら書き出してまとめていく方法を活用しています。

優先順位を決める

具体的に整理した後は「自分が1番大事にしたいこと」を確認すること。

どれもこれも大切という基準ではおそらく今の環境から飛び出すのは難しいでしょう。

例えば、僕が自分の転職の際に1番重要視したのは「仕事内容」です。

趣味に関係する仕事ができる、自分のこれまでの経験が活かせそうというところで転職を決めました。

しかし、年収や福利厚生といった面に関しては大幅に待遇は落ちました。

事実年収は100万くらい下がりましたし、退職金なし、今住んでいる家では家賃補助対象外など、お金と補償に関してはかなりの部分を捨てました。

けれど、1番大事にした仕事の内容については自分の要望に非常に合った選択ができたと思っています。

教員の仕事は恵まれている面がたくさんあるので、何を大切にしたくて、そのためには何を妥協できるのかはしっかりと把握しておくことが重要です。

候補となる仕事と今の仕事を比較する

  • 自分の傾向を具体化して
  • 優先順位を決めた

この後にすべきことは今の仕事と新しい仕事の比較です。

例えば僕の場合であれば


教員転職先
仕事内容生徒と授業は好き
その他の業務は普通
趣味が仕事内容
ブログの経験を活かせる
年収ちょっと高め100万下がる
福利厚生など病休制度
退職金あり
有給保有40日分
病休がない
退職金がない
有給が少ない
就業形態テレワークなし
副業は要相談(基本なし)
テレワークあり
フレックス
副業可

これは個人によって基準が違うので正解がある問題ではありません。

僕の場合であれば年収が下がってしまう以上に趣味が仕事に繋がったことや副業が認められているというところに魅力を感じました。

しかし、人によっては年収や福利厚生の待遇が下がってしまうことは大きなデメリットで、その条件であれば今の仕事をそのまま続けるということもあるでしょう。

このように要素を表にまとめるなどして、今の仕事と新しい仕事を比較して、どこが良くてどこが悪いのか、そしてそれらを許容してでも転職したいのかどうかを考えると方向性がまとまっていきます。

言語化と感情

ここまで転職に関係する悩みや課題を言語化すると大体自分はこの条件であれば続けたい、転職したい、という基準が見えてくると思います。

  • 客観的に見たら好条件だから転職すべき
  • どう考えてもリスクがあるから転職はやめるべき

言語化してはっきりとさせたからこそ見えてくる基準があるはずです。

ですが最後に自分の進路を決定づける最強の基準は感情だと考えています。

どんなに条件を見て数値が良くて自分の言語化した要件を比較して良い職業だと感じたとしても、自分が納得しなければ後悔する選択になることでしょう。

感情とはかなりやっかいで、数値や言語化では最適や最悪がわかっていたとしても、そのメリットデメリットを押し除けて選択してしまうくらいの力があります。

だからこそ、条件がどんなに良くても感情に逆らい過ぎている選択をしてしまった場合、長続きしない可能性や自分の体調が悪くなってしまうことも考えられます。

条件は考慮しつつも自分の感情も比較の基準に入れるというのをおすすめしたいです。

まとめ

何を大切にして、何を捨てる覚悟があるのかというところを意識しないと教員からの転職はなかなか難しいと思います。

人生の中で大切なことを見つけて、より良いキャリアが築けることを応援しています。

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