- 教員とは別の仕事をしてみたいけど、転職したときにどんなことが大変なことが待っているか不安
- 公務員からだとあまりにも雰囲気が違ってついていけない?
などなど、転職について考えてはみるものの、なかなか生の声を聞く機会もなく、あまり実感を持てない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は実際に教員から転職して約1ヶ月が経とうとしている僕自身が、転職して感じたことについてまとめていきます。


はじめに
最初に少し自己紹介を。
僕は正規教員として4年半勤めたあと、IT企業からスカウトされて転職した元教員です。
スカウトのきっかけはずっと運営していたブログとYouTube。
転職先はITのベンチャー企業で、公務員とはまるで違う企業文化がありました。
働き始めて約1ヶ月、真逆の職業に転職してみて感じたことを多岐に渡ります。
3年目は大ベテラン

本当に驚いたのですが、3年目どころか1年目でも1人前扱いで、3年目では管理職のような立場の社員さんも。
学校の中では3年目なんて順調に配属されたとしてもようやく中学校だとして1周目。
正直ここからスタートくらいの感じで、まだまだ新人のような立ち位置だと思います。
ですがサイクルの早いベンチャーでは3年いる人は古株であり、後輩や部下がたくさんいて当たり前の状況です。
管理職など、役職のある地位に到達するまでには何十年というキャリアが必要な教員とは大違いな文化がベンチャーにはありました。
紙がない

「IT企業とはいえ多少は紙を使ってるのでは?」と思っていたのですが、0です。
本当に誰も紙を使っていない。
基本はスプレッドシートやドキュメントなど、誰でも一緒に編集ができるアプリでやり取りをするため、確認作業で紙が必要になることがありません。
数時間座席を離れただけで紙の書類が積み上がる学校とはまるで違いすぎて本当に驚きです。
初日に持って行ったホチキスや穴あけパンチは持ち帰ってきました。
電話がない

なんと電話がありません。
担当している仕事が社外とのやりとりがあまり必要ないということも大きいかもしれないのですが、電話がフロアに1台も見当たりません。
電話のなる職員室が日常だったので、電話の音が聞こえない職場は違和感があるくらいでした。
やり取りは基本メールでの対応、もしくは社外のやり取りは別部署が行っているため、電話の必要性が極端に低い状態になっています。
社内ツールはSlack

なんとチャットツールが導入されていました。
社内に社員が300人くらいいるので、いちいち会ってなにかを解決するというのが難しい状況。
だからこそ社内ツールとしてチャットを頻繁に使います。
それこそ隣に話す相手がいたとしてもやり取りを残すためにチャットを送るということも日常茶飯事。
仕事を避けるためか職員室にあまりいない先生というのも学校にはいた気がしますが、Slackが導入されている企業ではその方法は通じません。
どこにいても通知が飛んできて仕事が降ってきます。
とはいえ隣や向かいでもチャットを送り合うという文化には驚かされっぱなしでした。
マニュアルはnotion

社内のあらゆる制作工程や作業内容については全てnotionというアプリに記載されています。
交通費の申請も外部とのやりとり、仕事の流れなどわからないことは全て手順がデータによって一括管理。
教員でいう指導要領が超検索しやすくデータ化したような感じでしょうか。
今後の流れなどでわからないことも全てフローがあるので、そのマニュアルを見ながら仕事を進めることができます。
また、メモアプリの拡張版みたいサービスなので、会議の議事録などの堅い内容から、社員全員のプロフィールページなどのお楽しみのような情報まで全てがまとまっています。
情報が集約されているようでされていない教員とは大きく違うと感じた点でした。
軽快さが圧倒的に違う

良くも悪くもフットワークが軽い印象を受けました。
もちろんどちらが良い悪いではないとは思いますが、さすがIT企業といった感じで、世の中のサービスや最新の技術を最大限活用して自社の仕事を回している印象です。
教員だと新しいことを取り入れるにしても、学校単位、教育員会、もしくは全国規模など、足並みをそろえて進めなくてはいけない関係上、なかなか新しいことに挑戦することができません。
人もサービスもトライ&エラーを重ねることで圧倒的な成長を可能にしているのだと思います。
まとめ
簡単に1ヶ月で感じたことや驚いたこと、新しい発見などを書いてみました。
まだまだ気がついてないことがたくさんあると思うので、随時記事にして共有していきたいと思います。
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